メリークリスマス、愛しの大知さま。
おかんイケメンすぎ
大きくなったらおかんと結婚します。まーヴ
クリスマスの日、まーヴは熱にうなされ、
頬を涙で濡らしていたらクリスマスはいつの間にやらとおり過ぎておりました。
さて、何故年明けにクリスマスのことをつらつらと書いているのかと言いますと、
それもこれもトンデモナイ年始を迎えてしまい、年末の印象が限りなく薄れてしまったからであります。
気を取り直して
クリスマスから2日後、体調が良くなったまーヴは、
タンガというところへ一人旅に出かけました。
朝6時発のバスでタンガまで6時間。
朝早くの出発だったため、
前日、バジャジでウブンゴのバスターミナルまで連れて行ってもらうようお願いしていました。
※バジャジとは三輪車のことで、運転手さんと値段交渉をし、目的地まで連れて行ってもらえます。
夜明け前の真っ暗闇に、まーヴは一人バジャジを待つが、
来ない。
やっぱりね。
そうだよね。
朝早いしね。
寝てるよね。
、、、って!
いやいやいやいや、
バジャジさん来なかったらバス乗り遅れるやん!
と焦り始めたまーヴの視界に、
一台のバジャジがバババババと、物凄い音を立てて通っていくのが見えました。
みさこを抱いて、必死で追っかけて止めましたよね。
※みさこは私のバックパックの名前です
ま、こんだけ必至こいたのにバス出発したの7時半でしたけどね。
(一時間半なんて時計ズレてるくらいの感覚ですもんね。はいはい。)
バスに揺られること約6時間、タンガ到着
タンガに帰省中の大学のお友達が案内してくれるとのことで、
現地に着くと、お友達のムディが迎えに来てくれていました。
↑身長190センチの鉛筆体型の彼
なんだかんだで予定より2時間くらい遅れていましたが、
早めに家を出てしまった時間厳守なお友達ムディは、2時間私をバスターミナルで待っていてくれました。心のイケメン
バスの長旅で疲れている私のために、
彼が家から持ってきてくれたマンゴーは飛び切り美味しかったです。
強烈な日差しに、今にも寝そうな程疲れていたまーヴの目がぱっ、と開いてしまう程、美味しかったです。
と、あの時は本気でそう思ったのですが、
大学の至る所で売っている、私が毎日食べている、あのマンゴーたちは全て、
タンガからやってきた子たちらしいです。
まあ味覚なんてそんなものよね(笑)
夜はゲストハウスへ
わあ~きれいなゲストハウスー!
とテンソンをあげてしまったまーヴは、重要なことを忘れていました。
そう、蚊帳があるかどうかを確かめずに宿を決めてしまったのです。
まーヴのアホ野郎。
今までの生活で蚊帳の大切さはほとほと身に染みているはずなのに。
その夜
まーヴは一晩中、あの忌まわしいぶ〜んという音を耳元で聞くハメになり、
一睡も出来ませんでしたとさ。
しかも部屋の暑さが尋常じゃないのです。
部屋の窓が小さく、ファンが回ってはいるものの、それも部屋の熱気を掻き回しているだけ。
悪いことに、夜中に停電しファンまで止まってしまいました。
暑いし痒いしサイアク。とほほ
朝起きて右腕をみると、20箇所以上刺されてました。
他の箇所はご想像にお任せします。
2日目
今回のタンガ旅行の目玉、アンボニ洞窟へ。
なんとこの洞窟、
一億五千万年前に形成されたものだそう。
恐竜さんがのっそのっそしてた時代ですよ。
ずっと海の下にあって、二千万年前に地上に現れたのだそう。
もう、規模がデカ過ぎて想像が追いつかないです。
中は真っ暗。
コウモリさんがいっぱいパタパタしてました。
二人の女性の案内で、懐中電灯を持って中を歩いて行きます。
『この石はマリア様です。』
『これはワニに見えますね。』
『これは男性器です。』(!)
と、丁寧に解説してくれます。
洞窟は植民地時代、
黒人奴隷がドイツ人の支配からなんとか逃れようと身を隠すためにも使われていたとか。
その黒人たちは逃げおおせたらしいです。
確かに中の洞窟は、屈んで身を縮めないと通れないようなところが何箇所かありました。
白人から必至で逃げてきた黒人たちが、暗闇の中、息を潜めて小声で話し合っている場面が脳内でイメージされます。
ああ、私はそんな歴史的なところを今この足で、踏みしめているのですね。
と感慨に耽ることができました。
何なら半日この洞窟に籠っていたかったのですが、
係員が同伴でないといけないということで諦めました。
あと、ここ、めちゃ涼しいです。
3日目
「そうだ、温泉へ行こう。」
とムディがいうので、ピキピキ(バイク)で連れていってもらいました。
ダルと違って安全運転。風が気持ちいい。
森。
温泉と聞くと日本の地獄めぐりみたいのを想像しておりましたが、
行ってみたら森でした。
森というのもなんだかしっくりきませんが
強いて言うならジャングルでしょうか・・・。
正直温泉は大したことありませんでしたが、
視界一面に広がる緑が強烈でした。
ばんばん立ってるパームツリー、ヤシの木、バナナの木
こんなところで小さいときに毎日遊んでいたら
そりゃあ逞しく育つでしょうなあ、
とムディくんを見て思いました。
そして綿。
地面に転がるコットン初めて見た。
タンザニアのコットンは、その名がタンガニーカだった時代、
ドイツによって持ち込まれたのだそうです。
植民地時代にドイツ人の立てたという集合住宅も、この森の近くに見ました。
ところどころに植民地時代の歴史を感じます。
4日目
ダルへ戻る日。
バスが出発するまで時間を潰すため、
朝ホテルを出て一人で散歩をしておりました。
するとなにやら小さいカップを手にしたおじさんたち(総勢20人ほど)
がこちらに向かって手招きしてくるではありませんか。
好奇心に駆られたまーヴは、そのおじさんたちの輪の中へ。
君も飲みなよ!とコーヒーを差し出してくれました。
↑手前のおじさん、写真撮ってとせがんできたくせにカメラを向けると途端真顔(キメ顔?)に。
僕が作ってまあす。
まーヴはもう22歳になるというのに、まだコーヒーの美味しさに目覚めておりませんので、
正直コーヒーの味はよくわかりませんが、
でも、多分に、きっと、美味しかったと思われます。(大分自信なさげ
三杯も頂いたので、お金を払おうとしたら
「君はrafiki(友達)だからいらないよ!」
といってお金を受け取ってもらえませんでした。
おっちゃん、懐でかいなあ。
その後もホテルへの帰り道、
コーヒーおじさんたちと同様、
グアバジュース売りのおっちゃんと、キャッサバ売りのおっちゃんにも声をかけていただき、
まーヴはタダでお腹を満たしてバスに乗ったのでした。
総合して
タンガめっちゃいいところやん!!!
さてさて二週間の休暇が終わり、
大学がまた始まりました。
まーヴはテストテストテストです。
このまま学期末まで何かしらのテストを引きずり、
毎週テストに追われることになりそうです。
イケメンに出会う回数も減ります。
エネルギー不足です。
どなたか補給してくれませんかね~。