まーヴのタンザニア暮らし

アフリカ、タンザニアでの留学生活ブログです

おててのぬくもりをあなたに

こんにちはまーヴです!
およそ一ヶ月前にタンザニアから帰国しました〜

 

タンザニアにいるときは

「日本の生活にはもう二度と戻れまい…」

と思うのですが、帰国してみると哀しいかな

身体にはすっかり日本の生活リズムが染み付いているらしく、

時間のない朝などは起床して15分以内に身支度、そして

タンザニア滞在中には一度もしなかったお化粧すら済ませてしまう

素早い身のこなしをみせる私です。

 

満員電車の中で足を踏まれてむっとしたり、

眉間にしわを寄せた厚化粧のお姉さんに無言でぐいぐい押され負けじとヒップアタックをきめたりするのにまーヴは毎日忙しくしています。

 

こんな毎日を送っていればタンザニアにいたのは夢なのでは?はて

と思ってしまうのも無理ないのかもしれませんね。

一ヶ月経った今、常夏の国タンザニアでの生活はもはや白昼夢です。

 

船の上ではタバコや酒を常用する船乗りも、

陸地に戻るとそれらを一切欲しいと感じない

という話をどこかで聞きましたが、まさにそんな感じと言いましょうか。

人の習慣は場所に既定されていて、

我々はそんな場所のもつ特性に身を任せるほかないのであります。

(そんな私は最近日本でも化粧をやめつつありますが)

 

 

前置きはこの辺に、今日は日本からの更新で

私の作っているアクセサリーの紹介をしようと思います^^にこにこ

 

 

 

え!あのガサツなまーヴが??!

アクセサリーなんて繊細なもの作るのかよ??!マジかよ!!

という声が聞こえてきそうですね。

そう、作ってるんです、実は、こそこそ、ちこちこ。笑

 

 

今年の夏タンザニアに行ってやることリストの一つに

タンザニアでのパーツ調達」がありました。

タンザニアのアクセサリーといえば、マサイのカラフルビーズ、

レザーに愛国心丸出しの国旗がビーズであしらわれたブレスレット、

牛の骨で作ったピアス、バナナリーフでモチーフを作ったピアス…etc

 

ざっとこんな感じでしょうか。

どれも西洋人観光客に大人気で、私も留学中に数え切れないほど買いました。

(この時の値段交渉が本当に疲れる。

スワヒリ語が話せなければその値段は10倍くらいに釣り上がること間違いなしであ〜る。)

 

しかし!!

これらのアクセサリー、自国に持って帰ってもあまり使えないんですね〜

超ヒッピー的ファッションを普段からしている人ならともかく、

西欧諸国や日本のわりかし小綺麗ファッションには

あまりマッチしないのです・・・

 

そんなわけでっ!タンザニアの情緒を残しつつも

普段のファッションにも取り入れられるように

デザインしましたアクセサリーがっ

今回ご紹介しますこちらの商品です!!!!

ただね、大変っ申しわけございません!(ひときわ大きな声で)

今回ね、数に限りがあるんですよ〜!!

というのも!

あの!タンザニアの!黒檀職人さんが!

なんとっ!今回のためにトークベーツゥーに!

オォーダーメイドで作ってくださったのがっっ

こちらのっ商品なんですっ!!!!

(ラジオの聞きすぎでジャパネット高田風になってしまった)

 

 

おふざけはさておき。

そうです、今回黒檀職人さんとのコラボアクセサリーを作ってみました^^

タンザニア大好きっ子お馴染み、ダル大近くのMwenge Vinyago、

通称Makonde Villageの職人さんにオーダーし、パーツを作ってもらいました。

※Makondeは日本語で黒檀の彫り物

 

こちらが職人のWilliamおじさんです↓

 

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ちこちこ

 

できあがったパーツがこちら↓

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(なんかイケメン風に写ってるな!)

 

これらの黒檀パーツに合わせて、私が日本で調達した

天然石やコットンパールを組み合わせてデザインしました。

日本はもうじき秋が過ぎ冬が来る〜

ということで、Autumn/Winter コレクションです☆きらっ

 

 

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その他のアクセサリー・レザー小物は以下のWebsiteに載せています♩↓

sewashi.chobi.net

 

こんな私のアクセサリーはさておき、

Makonde職人さんの腕は本当に素晴らしい。

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↑こちらがMakonde。タンザニアのお土産と言ったらこれ!って感じの木彫りの人形たち。

でもこれ木だからめちゃ重い。そしてこうやって大量に並んでいると少し怖い。

 

こ〜んな繊細なものをおじさんたち下書きも何もなしに

木から掘ってしまうんだもの。

しかも収入も安定しないだろうに、

くる日も来る日も掘り掘りし続ける職人根性には唯々感服です。

(ただみんなで同じものを掘るのはどうなんだ。オリジナリティを出していかないと売れない気がするんだが…)

客引きのやり方には少々辟易するが、タンザニアに行ったらぜひ訪れて欲しい。

おじさんたちが一生懸命掘り掘りしているところを眺めていると

きっと心が安らいできます。

 

 

さて、そもそもなぜまーヴがアクセサリーやレザー小物を作るに至ったかというと、

学生時代の(ぎりぎり今も学生ですが)NGOでの経験がありました。

 

(多分全く更新されていないNGOの古いWEBページ…↓)

tumaini-nyumbani.jimdo.com

 

トゥマイニニュンバー二(スワヒリ語で希望を我が家に)

というこの呪文のような怪しい団体は、

ケニアのナイロビスラム街に暮らすシングルマザーでかつ、

HIVポジティブのママたちを支援しています。

(私は現在活動していませんが、後輩は活動を続けています)

ママたちには毎月サイザルバスケットを作ってもらい、

その対価としてお給料を支払う、というスタイルの支援でした。

この「国際協力モデル」が如何によろしくないものか…

ということを言い出すと話が脱線するので今回は置いておいて、

とにかくママたちにせっせとサイザルバスケットを作ってもらい、

それを私たちメンバーは日本で一生懸命販売していました。

 

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↑学祭にてサイザルバッグに囲まれ嬉しそうなわし

 

 

この写真のバスケット部分をママたちにつくってもらい、

バッグの上部の取っ手部分、肩ひもの部分は、スラムの革職人さんに

つけてもらっていました。

毎年ワークキャンプの際に、日本人メンバーが革職人のもとに

バスケットを持って行き、持ち手やショルダーストラップを

事細かにオーダーします。

しかーし!!

大概が思い通りにはいかない。(そんなことは当たり前なんだけど)

ジップが壊れていたり、ストラップがねじれていたり、

持ち手が異常に短かったり・・・

あーだこーだ文句を言ってるうちに私は思ったんです。

自分でやったほうが早いのでは?と。

 

そして自分ができないのに文句ばかり言うのは

フェアじゃないな、思ったのです。

そんなわけで手始めにアクセサリーから入り、

次第にレザークラフトをやり始めたという感じです。

かく言うまーヴもまだぺーぺーのペーペーですが・・・。

まだまだ修行は続きます。

 

手づくりのあたたかみ、とか言ったら

なんだかうさんくさいかもしれませんが、

私がどっかにぽとっと落としてきてしまったものが

おててでちこちこするうちに戻ってきてくれるような気がします。

 

どんなに長く、心の込められたお手紙でも、

パソコンで早打ちされたものよりは

一行で手書きのほうがいい。

人が手間隙かけて一生懸命つくったものは、

そのモノだけでない何かを、Somethingを連れてきてくれる

と私は信じて思います。

 

 

そんなわけで最近農業の勉強を始めました。(突然!)

農業を勉強したい!と思うに至った背景はやはり

タンザニアが背景にあります。

詳しいことはまた機会を改めまして書こうかと思います。

農業に関するおすすめの本があれば、皆様教えてくださいね^^

 

 

 

さて、まーヴは1月20日提出締め切りの卒業論文執筆のため、

毎日パソコンに向かってYOUTUBE…ではありませんね、

Wordを開いてカタカタ…

まだしていませんがこれからしますよ。

 

卒業論文を書いていると題材が題材なだけに、

段々腹が立ってきて、怒りを抑えるために頻繁に

ようし、チョコレートタイムだあ!

なんてことになること確実です。

チョコレートの差し入れ、待ってます。