まーヴのタンザニア暮らし

アフリカ、タンザニアでの留学生活ブログです

ブロークンハートボツワナ

 

まーヴにはボツワナ人のボーイフレンドがいました。

少なくともまーヴさんは彼のことをボーイフレンドだと認識していました。
わたしの記憶が正しければ
「僕の彼女になってくれないかな?」
と猛アタックを受けた覚えがあるので、私はガールフレンドだったはずですおそらく。
 
 
 
南アフリカを出てボツワナにやってきた目的はそう、ただ一つ。
彼に会うためでした。
ところがどっこい
ボツワナに入国して彼に電話すると
「お金がないから君のいるところまで出て来れない」
と言われたのであります。
 
 
一ヶ月以上前から私がくることはわかっていたのにビックリ衝撃大仰天です。
 
 
理由なんてわかっています。
お金がないのではなく、彼女が他にいるから私にわざわざ会いに行くなんて面倒くさい、のです。
よくありますよね。
 
 
そんなこんなでボツワナにやってきた意味を全く見失ってしまいましたまーヴ。
完全にブロークンハートです。
 
 
 
しかも困ったことにボツワナって本当に見所がない!(ボツワナに謝れ)
嘘ですごめんなさい謝ります。
ボツワナには動物もたくさんいますし、ウユニ塩湖に負けず劣らずな塩湖だってあります。
 
 
しかし残念ながらまーヴは全くもって動物さんには興味が湧かないですし、というかタンザニアで死ぬ程見たからもうお腹いっぱいですし、塩湖なんて綺麗なものを一人で見て哀しみに暮れて涙を流すのはごめんなのです。
 
 
というか一刻も早くボツワナを出たかったので、予定していなかったけれどもザンビアへ向けて出国することにしました。
 
 
の前に、ボツワナ情報を何も載せないのはさすがに気が引けるので少しばかり。
 
南アフリカのすぐ北に位置するボツワナは、ダイアモンド資源が豊富な国で首都Gaboroneの街並みはかなり整備されていました。
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↑このような大型ショッピングモールも多数
 
国の一人当たりGDP(2013年)を見てみると
ボツワナは7135ドルでアフリカで第6位、これは7位の南アフリカを抜いております。WOW
 
まーヴのいましたタンザニアと比較しますと、
タンザニアは703ドルでアフリカ36位、と大分差があります。
ちなみに日本は38491ドルでこれまた桁違いです。
 
 
ダル大にいたボツワナ人の友人は
「水が出ないなんてあり得ない。早く国に帰りたい。」
といつも愚痴をこぼしていたのですが、ボツワナにやってきて彼らの不平を言う気持ちがやっと理解できました。
アフリカなんてどこも同じなんて思ったら大間違い!
 
 
さてボツワナは潔く忘れましてザンビアへ〜
 
 
ボツワナの首都Gaboroneからザンビアのlivingstoneまでバスで17時間。
バス移動が大好きなまーヴもさすがに疲労困憊いたしましたそのバスとは、なんと一列に6人も座らせるという強硬手段をとったザンビアのバス会社でした。
 
Zambia Botswana Expressというバス会社は要注意ですよ。
 
 
しかし悪いことづくめだったわけでもなく、ボツワナからザンビアの国境付近には野生動物がたくさん!
まーヴも朝方三頭の象さんにお目にかかれました。いえい
ちなみに象さんに興奮していたのは車内でまーヴただ一人でした。
 
 
 
ザンビアと行ったらビクトリアフォールズ!
そう、世界三大滝があるのがザンビアなのです。
落差と幅の両面から見た滝の規模としては、イグアスの滝と並んで世界最大である。この2つの滝に匹敵する規模の滝は他には無く、たとえばナイアガラの滝もこの2つと較べるとかなり小さい。また、増水期の水量においてもイグアスと並んで世界最大級である[3]
Wikipediaさんより
 
 
ふむふむ、どうやらとてつもなく凄いらしい。
 
 
正直自然なんてあまり興味の湧かないまーヴですが、ザンビアに来てやることもないし完全にブロークンハートだし、しゃーねえな、見に行くか。
 
くらいの超ローモチベーションで見に行ってビックリ

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ワンダフルレインボーにも遭遇しました。
 
 
滝しぶきがすごくてまーヴびしょびしょ、色々洗い流せた気が致します。
 
 
入場料が20ドルでかなり高いな!とブツブツ言っていたのですが、それだけの価値はあると思います。
 
 
その翌日には鳥さんになって滝の上空を飛びました。

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なんだかんだビクトリアフォールズ大満喫でございます。
 
 
 
このビクトリアの滝に関する文句を一つ。
 
 
この滝、ヨーロッパ人としては探検家として名高いリビングストンが初めて見たと言われており、それに由来してこの都市の名もリビングストンと名付けられました。
ついでに滝なんかは当時の英国女王ビクトリア様の名をそのまま付けるというなんとも傲慢なことをしれっとしたのが植民地時代のイギリスさま。
 
現地の人の間では、雷鳴の轟く水煙という意味の「Mosi-oa-Tunya」という名で呼ばれていたそうです。
 
いつもアフリカは西欧から「発見」される立場であって、自分たちの財産である自然までもが奪われてきたのだな、ということをここに来て改めて認識した次第です。
 
この滝はビクトリアさんのものじゃないでしょうが!(声を大にして)
とかなんとかここで言っても今更名前は変わらないでしょうけれども。
 
 
 
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ダルエスサラームに帰ってまいりました。
タンザニアは暑すぎて溶けてしまいそうです。
 
それでもタンザニアはやっぱり私のホームランドで、
帰ってきた日には嬉しくてニヤニヤが止まりませんでした。
 
 
約一週間後に日本へ帰国です。
帰国は楽しみではありますが、日本の生活に馴染めるのか全く心配です。
そしてここを離れるのがとっても嫌です。
 
 
水がなくても電気がたまになくなったとしても
わたしはここが好きでした。
あと一週間、タンザニアのにおいを体いっぱいに吸収しようと思います。
あ、お土産リクエストは今のうちですよ。
 
 
 
 
 
南ア~ザンビア編おしまい。