まーヴのタンザニア暮らし

アフリカ、タンザニアでの留学生活ブログです

夢に見た王子

去年のお話。。。

 

 

一人空港におりたったバックパッカーのまーヴは、

まずどこへ行けばいいのかわかりませんでした。

 

 

 

初めてのタンザニア

空港の外に出ると、たくさんの人だかりが

私に向かってやってくる。

誰かが私の腕を引っ張る。

誰かがバッグをひっつかむ。

スワヒリ語でまくし立てている。

 

みんなが私をタクシーに乗せようと必死になっていた。

 

タクシーに乗ればぼられるのは目に見えていたし、

行くホテルも決めていなかった私は、

とりあえず空港から5分ほどてくてくてくてく

歩いてみた。

 

 

すると目の前に、すらっとしたイケメンのお兄さんが現れました。

 

「王子や!」

 

と思いました。

 

 

急いでガイドブックを取り出し、テキトーに安宿を指さして

「ここに行きたいんだけど、どっちに行ったらいい?」

と拙いスワヒリ語で一生懸命話してみました。

 

 

すると王子はにっこりほほえみ、

「連れてってあげるからついてきな!」

といいました。

 

私の12キロあるバックパックをひょいと背負い、

一緒にバスに乗ってくれ、

バス賃もすっと二人分出してくれ、

車が多いところではすっと私の腕を掴んでくれました。

 

 

 

「王子や!」

 

と思いました。(2回目

 

 

どうやってお礼をしていいものか、

お金を渡したら喜んでくれるのか。

 

 

私には見当もつかず、

とりあえず私の名前とメアドを書いた紙を渡して

彼とはお別れをしました。

 

 

王子は颯爽と帰って行ってしまい、

後に残された私はただただ茫然とするしかありませんでした。

 

 

着いてしょっぱないい人に出会えてよかったなあ

としみじみ思いました。

 

 

 

 

さて話は一週間ほど前に飛びます。

 

王子からメールが届きました。

一年以上全く連絡がなかったのに、突然にです。

 

 

「ゆか、去年会ったリチャードだけど、僕のこと覚えてる?」

 

 

 

こうして一年以上の時を経て、

私たちは再会することになりました。

 

 

 

私のアドレスを書いた紙を、彼は大事にお財布の中に入れていてくれました。

(一年間も。。。!!!)

 

 

 

まーヴが彼の顔を忘れてしまっていたなんて、

死んでも言えねえ。

 

 

 

 

彼は去年あった時と変わらず、めちゃくちゃ紳士でした。

 

 

 

夜はご飯も作ってくれた。

 

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ぬおおおおおおおおおお

 

後姿かっこえええええええええええ

 

 

これは反則やろおおおおおおおお

 

 

とか一人心の中で叫んでいました。

 

 

料理の手際がとてもよく、毎日やっていることがよくわかりました。

 

 

 

なんでさ、こんなに白のタンクトップが似合うかな。

 

 

 

危ないから一人で帰ったらだめ!

 

と言って帰りは寮まで送ってくれた。

遠いのに。

めっちゃ時間かかるのに(一時間半くらい)。

 

 

 

 

どうやら私は王子に恋に落ちたようです。

 

 

 

一生に一度のモテ期を迎えているまーヴ

昨日は満員バスの中で

「結婚してくれ!!!」

と猛烈アタックを受けました。

お金を集めているお兄さんに。

 

 

あー出た!

 

と思って一人爆笑してしまった。

 

 

笑っている私を見てもなお、

彼は真剣なまなざしでアタックしてくるもんだから 

おかしくて仕方なかった。

 

こんなことが日常茶飯事でござる。

 

 

 

とりあえず求婚しとけ!みたいなね

 

 

 

なのに肝心な人は全く私に興味ないみたいだし、

やっぱり世の中うまくできてるのね!