まーヴ恋に落ちるの巻
そう、国民的大スター
Diamondに。
Diamondを私が知ったのは2年前、一人でタンザニア旅行に来た時でした。
ダラダラに乗っても、食堂に行っても、クラブに行っても
流れてくるのは彼の曲ばかり。
当時は"Nimpende Nani"という曲が流行っていて、
「おお~!スワヒリ語!少しわかる!」
と大変興奮したのを覚えています。
その頃からすでに彼はタンザニアの国民的大スターで、
タンザニアの全女子が彼に夢中♡
てな感じでした。
ヨーロッパでもその人気は健在らしく、
たくさんのライブを成功させています。
そう、彼はタンザニアのみならず、
アフリカを代表する大スターなのであります!
そんな彼に惚れ込んでしまうきっかけとなった
Kilimanjaro Music Awards 2014のレポートでございます。
このイベントは日本でいうところのレコード大賞みたいなもので、
年に一度行われるタンザニアのミュージシャンの祭典です。
レコ大と違うところは、
一般人によるケータイからの投票で賞が決まるというところ。
タンザニアらしくわかりやすくていいねえ~。
当日朝8時、チケットを買いに会場のmlimani city hallへ。
風のうわさで朝8時から販売開始と聞いていたのですが、
着いてみるとそれらしき人は見当たりません。
大勢の人がすでに並んでいることを想像していたので拍子抜け・・・。
やってきたスタッフに尋ねてみると、
「う~ん、僕も知らないけど多分10時くらいだろうね。」
・・・アバウト!(さすがタンザニア)
というわけでチャイを飲んで2時間の暇つぶし。
しかし10時に戻ってみてもまだ販売開始していない様子。
こんなに待ったのにチケット売り切れてたら泣くわ・・・
と思っていたところにやっと登場しましたチケット姉ちゃん!
(もちろん遅れたのに全く悪びれる風でもなし)
聞くと、600席中まだ200席余っているらしい。
え、レコ大なのに?!
タンザニアの超有名アーティストが集うのに?!
驚きを隠せませんが、とりあえずは自分のチケットを確保できてひとまず安心。
レッドカーペットなのでおめかしが必要よ♪
と言われ、おめかししました。
↑おめかししたかや坊。
ちなみに私はタンザニアに来て初めてお化粧しました。(7カ月ぶり!)
部屋を出る前にルームメイトに
「そんな恰好じゃ恥ずかしいわよ!」
といわれ、彼女の超ミニドレスを無理やり頭から被らされました。(苦笑)
さて、チケットには7時スタートと記載されています。
「いい席も取りたいし、6時には会場に着いていないとなあ。」
と思い日本感覚で6時に会場に着くと、そこにいたのは私たち日本人だけ。
「・・・ま、まあまだ1時間もあるしね。そのうち来るよみなさん・・・」
ー1時間経過
「一向に人増えないね・・・」
ていうか7時スタートじゃないの?!
どうやら7時オープンの間違いだったようです。
紛らわしいよキリマンジャロさん・・・。
結局観客がわらわらと入ってきたのは9時を回ってからで、みんな9時開始と知っていたらしい。
日本人みたいに「席取りしないと!」っていう感覚はないご様子でした。
待ちに待って9時50分
ようやく始まりました!
(この時点で50分の遅れだが、誰も気にしていない!
テレビ中継は一体どうしてるんだ!)
オープニングアクトはどこかのダンスチームによるパフォーマンスと
なんたらかんたら(忘れた)っていうアーティストによるステージ。
↑なんたらかんたらさんのステージ
おそらく本物だと思われますマサイの人たちをバックに従えて、
イケイケのラップを披露。会場は大沸き。
まーヴはというと大笑いしてまいました。
だってマサイの人たち、ヒップホップに合わせて真顔でジャンプするんですもん。
後日、大学のパフォーミングアートの私のお友達は
「彼らのステージが最もアメージングだった!彼らこそ賞を受賞すべきだ!」
とコメントしておりました。
確かに、真剣な顔をしたマサイの人たちをヒップホップでジャンプさせるとは斬新です。
でもこのマサイたち、一体いくら積まれてここに狩り出されてきたのでしょう・・・。
きっとわけがわからないままジャンプさせられているのだろうなあ・・・。
オープニングアクトで会場が温まったところで、賞の発表がされていきます。
ジャンルは
アフロポップ、ズーク、レゲエ、R&B、タアラブ、ヒップホップ
と細分化されており、その中でも更に女性シンガー、男性シンガー
と分けられています。
その他、ベストミュージックビデオ賞、ベストフューチャリング賞などもあり、
全部で36部門もありました。
そして今年
過去最多で
7つもの賞を受賞したのがあの!
Diamond
でした!!!
(きゃーぱちぱちぱち♡)
今年、彼の楽曲がノミネートしている部門では全て受賞!
Diamondの名前が呼ばれる度に
会場では私の周りの女子が叫びまくりでした。
発表直前「受賞者は・・・」
・・・ごく。
「Diamond!!!!!!」
「ぎゃーーーーーーー!!!!!」
「へーい!!!!!!!」
隣のお姉ちゃんおもろすぎでした。
でもDiamondがステージ上で彼女にキスしたときには私も一緒になって
ぎゃーーーーーー!!!!
と叫んでしまいました。(このミーハー女め。)
↓当日の彼のパフォーマンスがYOUTUBEにアップされていました。
Diamond akitumbuiza 'My Number 1' kwenye tuzo za Kili 2014 - YouTube
実際にステージを見ると大興奮!
あれ、私ってこんなに彼のこと好きだったの・・・?
こ、これは恋なのですか・・・?
てな感じで、数日経った今でもDiamondで頭がいっぱいで
ふわふわしている。(なーに言ってんだ。)
実はそんな大スターDiamondにまーヴ会ったことがあるんです。
↑ちゃっかり写真撮ってもらった
これはキリマンジャロマラソンに行く前のダルエスの空港で、
本人を見つけた時にはドキドキしてなかなか話しかけられませんでした。
でもお願いしたら気さくに写真撮ってくれました。
しかもこの写真、なんとDiamond本人がインスタグラムに
「韓国人のファンに写真撮ってってお願いされちゃった♡」
とコメント付きでアップしていたらしいです。
後日友達に
「ゆか!なんで君がダイアモンドと写真撮ってるんだ!」
と言われて知りました。
まあ、私日本人だけどね。
そんなわけで、まーヴがDiamondを実際に見るのは
今回のイベントで2回目だったわけですが、
やっぱりパフォーマンスしているときの彼の輝きは
他とは異なるものがありました。
(ただ単にミーハーなだけだ。)
すっかり彼の虜になってしまった今、
彼に黄色い声援を浴びせる女子をもう笑えなくなってしまいました。
こうやって誰かを神格化して崇拝したりするのって
宗教にすごく似ている気がします。
自分の手の届かない圧倒的な存在っていうのは
時に勇気、安らぎを与えますからね。
まーヴの神様はマイコー様で、これが揺らぐことはないかと思いますが、
時には他神を拝むのも良いでしょう。
しばらくはDiamond教でスワヒリ語をお勉強したいと思います。
いけめん、ばんざーい!
~おまけ~
イベント終了後、驚くべき迅速さでもってカメラマンが
スターたちのドレスアップ写真を売り捌いていました。
日頃からこれくらい一生懸命お仕事してくれたらいいのに。